【2024年最新】漫画添削サービス7選!探しやすい比較一覧付き
「自分で描いた漫画を添削してほしい!」
「漫画のスキルアップにつながる添削サービスを利用したい」
漫画を描くときには、ネームやイラスト、ストーリーなど幅広い知識や技術が必要です。完成した漫画の添削はもちろんのこと、苦手な部分や課題のある部分の添削を受けてアドバイスをもらいたい方も多いのではないでしょうか。
2024年現在時点で、漫画の添削が受けられるサービスは下記の7つがあります。
この記事を最後まで読めば漫画添削者受けられるサービスが把握でき、自分のレベルや目的に応じて活用できるようになります。
漫画添削を利用して漫画のスキルアップにつなげるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
漫画添削を受けられるサービス一覧
サービス名 | 向いているケース |
sessa | 漫画家や講師、イラストレーターなど実績のある添削者に依頼したい |
coconala | 安心して依頼をしたい |
SKIMA | 漫画を描くうえでイラストに特化した添削を受けたい |
Skeb | 「Skeb」内に気になるクリエイターや添削を受けたいクリエイターがいる |
YouTuberの添削企画に参加する | 憧れのYouTuberや参考にしているYouTuberが添削を受付している |
SNSで募集している添削者に依頼 | スキルや人となりを理解しており依頼をしてみたいと思える添削者がいる |
漫画やイラストの総合イベント | プロ志望の場合や漫画の実力を試したい |
サービスによって特徴や向いているケースが異なるため、自分に合う漫画添削サービスを見つける参考にしてみてください。
1-1.sessa
「sessa」は、添削に特化したスキルマーケットです。漫画やイラスト、ネームなど幅広いジャンルの添削者が登録しており、漫画を作成するときの課題や目的に応じて利用できます。
詳細 | |
登録方法 | 無料・Twitterアカウントで登録 |
依頼できる添削 | 漫画・イラスト・ネーム・構成やコマ割りなど |
R18作品 | 制限なし(無修正画像の送付は規約違反) |
メリット | 講師や漫画連載経験者など実績がある添削者が登録している 添削者によっては添削の実績を公開している |
デメリット | 簡単なコミュニケーションしか取れない 人気の添削者は添削に時間がかかるケースがある |
1-1-1.sessaのメリット
「sessa」は漫画家やイラストレーターなど、実績やスキルのある添削者に依頼ができるところがメリットです。「sessa」の検索画面は下記のようになっており、イラストレーターや漫画家、講師など実績のある添削者を手軽に検索できます。
漫画家の中には、単行本の発売経験や連載経験、アシスタント経験のある添削者が見受けられます。実際に漫画を描いた経験があるだけではなく、漫画を仕事にしていた経験のある添削者を探して依頼ができます。
また、「sessa」は添削に特化したスキルマーケットなので、添削者の登録者数が多いです。そのため、自分の作風に合う添削者や目標としている雑誌に携わった経験のある添削者なども見つけやすいでしょう。
「sessa」は添削者の人気度やスキルによって、料金設定が大きく異なります。とくに漫画の場合は、1ページごとの価格を設定している添削者やカラーや添削をする範囲によって価格を設定している添削者など差があります。
相場料金を目安に依頼すると思ったよりも費用がかかる可能性があるので、個人ページを見て確認するようにしましょう。また、人気のある添削者は、添削が完了するまでに時間がかかることがあります。添削を急いでいる場合は、依頼する前に確認するようにしてください。
1-1-3.sessaが向いているケース
「sessa」は漫画家や講師、イラストレーターなど実績のある添削者が多数登録をしているので、添削者のスキルを重視して添削を依頼したい場合に向いています。
また、添削に特化しているスキルマーケットなだけあって漫画の添削ができる添削者数が多いので、できるだけ多くの添削者から自分に合う添削者を選びたい場合にもおすすめです。
1-2.coconala
項目 | 詳細 |
登録方法 | 無料・coconalaのアカウントを作成 |
依頼できる添削 | 漫画・イラスト・ネーム・コマ割りや構成など |
R18作品 | 制限なし |
メリット | ルールやマナーが細かく設定されている 出品者をランク付けしており一定の基準がある |
デメリット | プロフィールページから添削者の作品を確認にしくい |
公式サイト | coconala |
「coconala」は、株式会社ココナラが運営しているスキルマーケットです。450以上のカテゴリーが用意されていますが、その中の1つに「 イラストレッスン・アドバイス」があります。
1-2-1.coconalaのメリット
「coconala」は2012年よりサービスを開始し、10年以上の運営実績があります。ルールやマナーが細かく設けられているため、安心して利用できるところがメリットです。
例えば、依頼者と添削者の間で相談やすり合わせができるように、メッセージ機能が備わっています。依頼後には相談ができないサービスもありますが、「coconala」は依頼前と依頼後問わず連絡が取れるようになっています。万が一、トラブルが発生した場合は、運営に相談ができるため解決の糸口を一緒に探せます。
また、「coconala」は独自の出品者ランクを設けており、出品者を5段階でランク付けしています。ランクは販売実績や依頼者からの評価などで決まるため、添削者を選ぶときに役立ちます。
1-2-1.coconalaのデメリット
「coconala」は添削やイラスト、漫画に特化したスキルマーケットではないため、プロフィールページから作品を確認にしくいところがデメリットです。
プロフィールページに掲載できるイラストの数に限りがあるので、添削者のスキルや作風を確認しにくいことがあります。他にポートフォリオやホームページを持っている場合はいいですが、持っていない場合は文章や実績から依頼するべきか判断することになります。
1-2-1.coconalaが向いているケース
「coconala」はスキルマーケットとしての運営実績があるため、安心して依頼をしたい人や使いやすいサービスを利用したい人に向いています。依頼の流れやFAQもまとめられているので、初めての依頼であっても不安が少ないでしょう。
1-3.SKIMA
「SKIMA」は個人にイラスト作成を依頼できるコミッションサービス(個人にイラストを有償で依頼するサービスのこと)です。サービス内に「添削」のカテゴリーがあり、イラストや漫画などの添削者が登録しています。
詳細 | |
登録方法 | 無料・SNSか新規登録でログイン |
依頼できる添削 | 漫画・イラスト・ネームなど |
R18作品 | 制限なし |
メリット | プロフィールページにギャラリーがあり作風や実績が確認しやすい 依頼の前にメッセージ機能で相談ができる |
デメリット | スキルや実績のある添削者限定されている |
公式サイト | SKIMA |
1-3-1.SKIMAのメリット
「SKIMA」は、添削者のプロフィール内にギャラリーが用意されています。ギャラリー内には添削者の作品や添削の見本などが並んでいるので、実際の作風や添削方法を確認したうえで依頼ができるところがメリットです(すべての添削者がギャラリーを活用しているとは限りません)。
また、依頼をする前にメッセージで相談する機能が備わっているため、事前に添削方法や不安点などを確認できるところもポイントです。
例えば「〇〇を重点的に添削して欲しい」「同時に何枚まで依頼できますか?」など添削を依頼するうえで確認しておきたい部分を事前にチェックし、自分に合う添削者を選定できます。
1-3-2.SKIMAのデメリット
「SKIMA」ではイラストの添削者は多数見受けられますが、漫画やネームの添削者は非常に少ないです。自分に合う添削者を選定できるほどの選択肢がないところは、デメリットだと言えます。
漫画のイラストやキャラクターに関する添削を受ける際には活用できますが、漫画やネーム、コマ割りなどの添削には向かないでしょう。
1-3-3.SKIMAが向いているケース
「SKIMA」はイラストの添削者であれば、実務経験や実績のある添削者が登録しています。
漫画を描くうえでイラストのクオリティを上げたい場合やキャラクターの魅力を引き出すポージングがしたい場合など、イラストに関する添削を受けたいときに向いています。
1-4.Skeb
「Skeb」は有償でイラストの作成をリクエストできるサービスです。2021年7月より、クリエイターに幅広いアドバイスを依頼できる「アドバイス機能」が実装されました。これにより、イラストの作成だけでなく、添削や質問への回答を依頼できるようになりました。
登録方法 | 無料・Twitterアカウントかメールアドレスでログイン |
依頼できる添削 | 漫画・イラスト・ネームなど (依頼はできるが受けてくれるとは限らない) |
R18作品 | 制限なし |
メリット | 憧れの漫画家やイラストレーターがいる場合には、自分の漫画を添削してもらえる可能性がある |
デメリット | 必ず添削を受けてもらえるわけではない リクエストの承諾後に添削の要望や追加の資料を送付することができない |
公式サイト | Skeb |
1-4-1.Skebのメリット
「Skeb」は気になるクリエイターに依頼し、承諾されると添削が受けられる仕組みです。「Skeb」内に憧れの漫画家やイラストレーターがいる場合には、自分の漫画を添削してもらえる可能性があります。
憧れの漫画家やイラストレーターに自分の作品を見てもらえる機会自体が貴重なので、少しでも可能性があることはメリットだと言えるでしょう。
また、「Skeb」では添削した作品をアドバイス機能の新着作品として公開しています(すべての添削が公開されるわけではありません)。実際の添削の内容を確認したうえで、自分に合う添削者を選ぶことも可能です。
1-4-2.Skebのデメリット
「Skeb」はクリエイターが承諾したいリクエストのみに承諾をすればいいルールなので、添削の依頼をしても必ず受けてもらえるとは限りません。なかなか添削を受けてもらえない場合はリクエストを送る手間がかさむので、注意が必要です。
また、「Skeb」でのリクエスト送信後のやり取りは、「リクエストを承諾する」「納品する」の一往復のみです。リクエストの承諾後に、添削の要望や追加の資料を送付することはできません。添削者と依頼者は最小限でのやり取りになるので、添削の要望を伝える工夫が必要でしょう。
1-4-3.Skebが向いているケース
「Skeb」はアドバイス機能が実装されているものの確実に添削を受けられるわけではないので、急いでいる場合には向いていません。
一方で、「Skeb」内に気になるクリエイターや添削を受けたいクリエイターがいる場合は添削を受けられるチャンスがゼロではないので、利用してみる価値はあるでしょう。
1-7.YouTuberの添削企画に参加する
漫画やイラストに関する情報を配信しているYouTuberの中には、企画の一つとして添削を受付しているケースがあります。添削の企画に応募して、添削を受けてみるのも一つの方法です。
項目 | 詳細 |
依頼できる添削 | 条件によって異なる |
R18イラスト | 条件によって異なる |
メリット | 人気があるYouTuberや実績のあるYouTuberに自分のイラストを評価してもらえる |
デメリット | 必ずしもイラストの添削が受けられるわけではない 条件によっては自分のイラストや評価が第三者に見られる 条件によってはイラストの内容に制限が出る |
1-7-1.YouTuberの添削企画に参加するメリット
漫画やイラストに関する情報を配信しているYouTuberは多く、中には漫画家や講師として活用していたり一定のファンがついていたりするYouTuberもいます。
人気や実力のあるYouTuberから添削を受けられる機会は少ないため、貴重なアドバイスをもらえる可能性があります。
また、憧れていたYouTuberや好みの作風のYouTuberの企画に参加できれば、褒め言葉やアドバイスが励みとなりモチベーションアップにつながるでしょう。
1-7-2.YouTuberの添削企画に参加するデメリット
YouTuberの添削企画は、随時実施しているとは限りません。募集をするタイミングや条件に合わなければ参加ができないため、いつでも手軽に依頼できるものではないところがデメリットです。
また、YouTuberの添削は、自身のYouTubeチャンネルにて公開されることが多いです(必ずしも全員が公開されるとは限りません)。自分のイラストや漫画を不特定多数の人に見られることに抵抗がある場合は、利用しにくいでしょう。
1-7-3.YouTuberの添削企画への参加が向いているケース
普段からチェックしている憧れのYouTuberや参考にしているYouTuberがいる場合は、添削企画に参加して添削を受けてみるといいでしょう。
ただし、YouTuberによって漫画の添削ができるのか、イラストのみの添削となるのかなどの条件が異なるため、自分の求める条件と一致しているか確認をして検討してみてください。
1-8.SNSで募集している添削者に依頼する
TwitterやInstagramなどのSNSでは、個人的にイラストや漫画などの添削を受け付けているケースがあります。
【SNSで募集をしている一例】
SNSで「漫画 添削」「漫画 添削 依頼」などと検索をして、該当する添削者に依頼をするのも一つの方法です。
項目 | 詳細 |
依頼できる添削 | 条件によって異なる |
R18作品 | 条件によって異なる |
メリット | 基本的には個人間でのやり取りとなるので細かなやり取りができる可能性がある |
デメリット | 添削者のスキルや実績を把握しにくい サポート体制がないためトラブルが発生するリスクがある |
1-8-1.SNSで募集をしている添削者に依頼をするメリット
SNSでの依頼は添削者が他のサービスに誘導しない限り個人間でのやり取りとなるため、細かな要望を受け入れてもらえる可能性があります。例えば、重点的に添削をして欲しい部分や納期、添削の方法などを相談できるかもしれません。
添削サービスによっては添削者とのやり取りが制限されていることがありますが、SNSならDMなどで手軽にやり取りができるところがメリットです。
1-7-2.SNSで募集をしている添削者に依頼をするデメリット
SNSでの依頼は添削者がポートフォリオや他の添削サービスなどを利用していない限り、詳しく実績が把握できないところがデメリットです。もちろんSNS上でもイラストや作品などは発表できますが、スキルや実績を細かく把握したうえで依頼をすることが難しいでしょう。
また、添削者が他のサービスに誘導しない限りは個人間でのやり取りとなるため、トラブルが発生するリスクがあります。添削を依頼したのに納品されないなどのトラブルが発生しても、サポートをしてくれる窓口がないところも注意したいポイントです。
1-7-3.SNSで募集をしている添削者に依頼が向いているケース
SNSで漫画の添削を募集している添削者のスキルや人となりを理解しており、依頼をしてみたいと思える場合には利用してみてもいいでしょう。
ただし、スキルマーケットのように添削をしたことがある添削者や実績のある添削者が募集しているわけないため、添削者を見極めて利用することが大切です。
1-8.漫画やイラストの総合イベントで添削してもらう
プロの編集者から漫画へのアドバイスをもらえる機会として、総合イベントへの参加があります。イベントによっては名だたる出版社が参加し、添削を機にデビューをするケースも見受けられます。
方法 | 総合イベントに漫画を持ち込む |
依頼できる添削 | イベントや編集社により異なる |
R18作品 | イベントや編集社により異なる |
メリット | プロの漫画家や編集者から直接アドバイスをもらえる 否定的な言葉を使用しないでアドバイスをしてもらえる |
デメリット | 対話形式なのでコミュニケーションを取る必要がある オンライン通話ができる環境が必要 |
1-8-1.漫画やイラストの総合イベントで添削してもらうメリット
漫画やイラストの総合イベントで添削を受けるメリットは、有名な漫画編集部に自分の作品をアピールできるところです。
例えば、マンガやイラストなどの展示即売会イベント「COMITIA」で開催されている「出張マンガ編集部」には集英社や小学館、講談社など有名な出版社の漫画編集部が参加しています。漫画の編集部に持ち込む感覚で、作品のアピールができます。実際に「出張マンガ編集部」を機にデビューを掴んだケースもあり、次のステップにつながるかもしれません。
デビューまでは行かなくても、現役で活躍しているプロの編集部からアドバイスをもらえる機会は貴重です。とくに上級者は自分の漫画が客観的にどのように映るのか、力試しをする場にもなるでしょう。
1-8-2.漫画やイラストの総合イベントで添削してもらうデメリット
漫画やイラストの総合イベントでの添削は、イベントにより添削の条件が異なります。完成した漫画でなければならないケースもあれば、ネームでも問題ないケースもあります。あらかじめ参加条件を確認して、添削の依頼を検討してください。
また、漫画やイラストの総合イベントでの添削は、1人当たりの添削時間が短いです。細かい部分まで確認をしてアドバイスをもらえるわけではないため、注意しましょう。
1-8-3.漫画やイラストの総合イベントの添削が向いているケース
漫画やイラストの総合イベントでの添削は、プロ志望の人や実力を試したい上級者に向いています。
漫画の編集部に作品を見てもらえるだけでなく場合によってはデビューにつながるため、夢を掴むためのチャンスとして利用してみるといいでしょう。
2.漫画添削サービス比較一覧
ここまで紹介してきた漫画添削サービスをまとめると、下記の表のようになります。
サービス名 | 依頼できる添削 | 添削者数 | 添削者とのやりとり | 向いているケース |
sessa | 漫画・イラスト・ネーム・構成やコマ割りなど | 漫画家や講師、イラストレーターなど実績のある添削者に依頼したい | ||
coconala | 漫画・イラスト・ネーム・コマ割りや構成など | 安心して依頼をしたい | ||
SKIMA | 漫画・イラスト・ネームなど | 漫画を描くうえでイラストに特化した添削を受けたい | ||
Skeb | 漫画・イラスト・ネームなど | 「Skeb」内に気になるクリエイターや添削を受けたいクリエイターがいる | ||
YouTuberの添削企画に参加する | ー | 常時募集ではない | ケースによって異なる | 憧れのYouTuberや参考にしているYouTuberが添削を受付している |
SNSで募集している添削者に依頼 | ー | 常時募集ではない | ケースによって異なる | スキルや人となりを理解しており依頼をしてみたいと思える添削者がいる |
漫画やイラストの総合イベント | ー | 常時募集ではない | 対面 | プロ志望の場合や漫画の実力を試したい |
漫画添削サービスによって添削できる範囲や特徴が異なるため、どれを選ぶべきか迷うところでしょう。基本的には目的や自分の漫画に合う添削者が登録しているサービスを選択するべきですが、補足として次の3つの選び方も参考にしてみてください。
2-1.多くの添削者から選択したい場合は「sessa」
目的に合う添削者をより多くの添削者から探したい場合は、「sessa」が向いています。既に添削を受けたい添削者が決まっている場合を除き、より多くの添削者が登録していたほうが納得できる添削者を選択しやすいです。
「sessa」は添削に特化したスキルマーケットなので、他のサービスよりも添削者の登録者数自体が多いです。また、単行本の発売経験や連載経験など漫画を添削するうえでの知識や実績を持つ添削者も見受けられます。
「ネームの添削をして欲しい」「自分の漫画のジャンルに合う添削者を探したい」など、1から添削者を探したい場合は、まずは「sessa」を利用してみるといいでしょう。
2-2.添削者とのコミュニケーションを重視したい場合は「coconala」「SKIMA」
添削者とコミュニケーションが取れないと、漫画に関する情報や重点的に添削して欲しい部分などを充分に伝えられない可能性があります。添削者とのコミュニケーションを重視したい場合は「coconala」や「SKIMA」が向いています。
「coconala」と「SKIMA」は依頼後にトークルームを使い、依頼者と添削者の間でのやり取りができます。依頼後にもコミュニケーションが取りやすいため、添削内容を細かく伝えやすいです。
2-3.編集者や出版社の意見が欲しい場合は「漫画やイラストの総合イベント」
「漫画を出版したい」「プロの目で漫画を添削して欲しい」という場合は、出版社の漫画編集部が集う漫画やイラストの総合イベントを活用しましょう。
スキルマーケットや添削サービスにも実績を持つ添削者はいますが漫画編集者でないため、漫画のデビューにつながるアドバイスや編集部目線での意見はもらえません。
漫画編集部によって受け入れる作品のテイストやストーリーは大きく異なるので、デビューしたい雑誌や出版社がある場合はその編集部に意見を聞くほうが近道です。漫画やイラストの総合イベントでの添削は開催時期が不定期なので、随時チェックしておくといいでしょう。
3.漫画添削のレベル別の活用方法
漫画添削サービスを有効活用するには、自分のレベルを理解しレベルに応じて依頼するポイントや内容を変えることが大切です。ここからは、レベルに応じてどのように漫画添削サービスを活用したらいいのかご紹介します。
レベル | スキル | 漫画添削を活用する方法 |
初心者 | 漫画を完成させたことがない 初めて漫画を描く | 基礎的な技術を教えてもらう |
中級者 | 漫画の原稿を描いたことがあるが完成に至らない漫画を完成させた回数が少ない | 発表できる作品に仕上げるための技術的なフィードバックをもらう |
上級者 | 漫画をたくさん完成させている 賞の応募や持ち込み経験、同人誌の販売経験あり | 漫画のクオリティを高めたり客観的な意見を聞いたりする |
初心者と中級者、上級者に分けて、漫画添削サービスを活用するコツをまとめているので参考にしてみてください。
3-1.初心者は基礎的な技術の添削に活用
まだ漫画を完成させたことがない場合や初めて漫画を描くことにチャレンジしている場合は、基礎的な技術を身につけるために添削を活用するといいでしょう。一例として、下記のような部分で添削の活用が検討できます。
・ネームの作り方・原稿用紙の使い方・デジタル原稿の作り方・スクリーントーンの使い方・ペンの使い方など
例えば「ネームのコマ割りの方法が分からない」「ネームの描き方が合っているのか不安」という場合には、ネーム添削を受けることで添削者の知識や技術に基づいたアドバイスを受けることができます。
ただし、漫画を描くときにはイラストやネームの描き方、ストーリーの作り方など幅広い知識が必要です。漫画添削では分からない部分や課題となっている部分を重点的に添削してもらうことはできますが、幅広い知識を身につけて漫画を作り上げることは難しいでしょう。
次の賞で詳しくご紹介しますが、漫画を描く技術や基礎知識が足りない場合には一からしっかりと学べるスクールの利用がおすすめです。
3-2.中級者は課題や苦手な部分のフィードバックに活用
漫画の原稿は描いたことがあるものの完成させたことがない場合や漫画を完成させた回数が少ない場合は、発表できる作品に仕上げるためのフィードバックに活用するといいでしょう。
- 漫画の背景作画が苦手な場合は、背景に特化をした添削を受けて完成度を高める
- ネームの描き方に課題を感じている場合は、ネーム添削を利用して課題を改善する
- キャラクター作りのクオリティを高めたい場合は人体作画についての添削を受ける
など、漫画の課題や苦手な部分を克服できる使い方をすると上達へとつながります。添削で指摘を受けた部分やアドバイスを受けた部分はそのままにせず、克服できるように練習をすることが大切です。
また、完成した漫画の状態で添削を受けると修正をすることが難しいため、ネームやイラスト、ストーリーなどカテゴリーごとに添削を受けて修正していくといいでしょう。
3-3.上級者はよりクオリティを高めるために活用
漫画をたくさん完成させてきている上級者は、漫画のクオリティを高めたり客観的な意見を聞いたりするために添削を活用できます。
例えば、完成した漫画の添削を受けて感想やアドバイスをもらうと、自分では気付けなかった作品の良さや強みが発見できる可能性があります。「1-8.漫画やイラストの総合イベントで添削してもらう」方法を利用すれば、出版社や編集者からリアルな感想が聞けて今後の制作に生かせるでしょう。
また、プロットやネーム、演出の添削や人体添削などは、漫画のクオリティアップに活用できます。苦手な部分や添削して欲しい部分を添削者に伝えたうえで添削を受けることで、的を得たアドバイスをもらえます。細かな部分をブラッシュアップしていくことで、より理想的な漫画が描けるようになるでしょう。
また、編集者がついている場合は、編集者の意見を聞きながら進めることが大切です。とくに、売れるためのフィードバックは編集者に言われたことを参考するといいでしょう。
4.漫画を描き始めたばかりの人はスクールを選択
漫画を描き始めたばかりの人や漫画を描くことにチャレンジしたい初心者は、スクールに通うことがおすすめです。漫画を描くときには「絵作り」と「ストーリー作り」の2つのポイントがあります。スクールに通うと、漫画を描くために必要な知識を網羅的に習得できます。
- ストーリー作り:構成や理論を学び、実際にストーリーを組み立てられるようにサポートする
- 絵作り:登場人物を魅力的に動かせるように体の構造や描き方を学ぶ
とくに、漫画を描く場合は必要なインプット量が多いため、どこから手をつけたらいいのか分からない方が多いです。スクールでは必要な知識を段階を追って効率よく学べるところがメリットです。
また、漫画を上達させるには、第三者に作品を見てもらうことが欠かせません。スクールに通うと専門知識がある講師に、自分描いた漫画を見てもらえる環境に身を置けます。自分の漫画には何が足りていないのか、何を直したらいいのか自分では気付けなかった課題が明確になります。
フィードバックをもとに一人一人の目的や目標に応じた改善ができるため、自分の求めている漫画が描けるようになるでしょう。
- 漫画を描き始めたばかりで何から学べばいいのかわからない
- 漫画を描くためのスキルが足りないと感じている
- 漫画を完成させられるようになりたい
という場合には、まずはスクールを検討してみてください。
とは言え、初心者に優しい漫画を教えてくれるスクールが見当たらない方もいるかと思います。漫画を一から学ぶなら、弊社のイラスト・マンガ教室「egaco」がおすすめです。
「egaco」は一人一人に寄り添う個別指導を通して、初心者でも描きたい漫画が描けるようにサポートをしております。とくに、「マンガ制作・同人誌講座」では、漫画制作の基礎となるストーリー作りからキャラクターデザインまで幅広く学べます。
イラスト・マンガ教室egacoのレッスンはプロの漫画家や制作経験豊富な講師と二人三脚で進めていきますので、苦手な分野や漫画制作の疑問を解消しながらレベルアップができます。
「egaco」は、東北~九州まで幅広い地域の教室とオンライン教室を運営しております。ライフスタイルに応じて、無理なく受講できる方法をお選びいただけます。
無料体験では作画体験や添削指導など講師によるレッスンを体験できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
- 漫画を描き始めたばかりで何から学べばいいのかわからない
- 漫画を描くためのスキルが足りないと感じている
- 漫画を完成させられるようになりたい
5.まとめ
いかがでしたか?現在利用できる漫画添削サービスが把握でき、自分に合うサービスを検討できるようになったかと思います。
最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。
【2023年最新の漫画添削を受けられるサービス】
- sessa
- coconala
- SKIMA
- Skeb
- YouTuberの添削企画に参加する
- SNSで募集をしている添削者に依頼
- 漫画やイラストの総合イベントで添削してもらう
- 漫画添削サービスは初心者は基本的な技術を身につけるために、中級者は発表できる作品に仕上げるための技術的なフィードバックをもらうために活用する
- 漫画を何冊も描いたことがある上級者は漫画のクオリティを高めたり客観的な意見を聞いたりするために活用できる
- 基礎的な技術や知識が身についていない初心者は添削だけではインプットしきれないため、スクールの利用がおすすめ
自分に合う漫画添削サービスを活用することで、漫画に必要な技術や客観的な視点でのアドバイスを受けられます。
ただし、漫画添削サービスだけでは基礎的な技術や漫画の描き方を身につけることは難しいため、漫画を描き始めたばかりの初心者や技術に課題や不安がある場合は、スクールの利用を検討してみてください。