上達したいイラスト初心者必見!絵を楽しくうまくなる秘訣・心得とは
初心者の場合、ただ漠然と自分で絵やイラストを書いてみたいと思っても具体的に何から始めればいいか分かりませんよね。
絵を書くにしても必要な道具類や練習方法も分からず途方に暮れている人もいるはずです。
ここではまず、人に見せられるまでに上達するために必要な具体的な道具や効率の良い練習法について説明します。
何から始めればいい?効率よくイラストを学ぶためには
まずは最低限必要な道具を揃えましょう。そして、がむしゃらに書くのも大事なことではありますが、やはり限りある時間を無駄なく使うためにも、イラストの勉強を効率良く学ぶためのコツを把握することが大切です。そのためには模写やデッサンで練習をする、またはプロに習うなどの方法があります。
イラストを描くために必要な道具や画材を揃えよう
イラストを描くために必要な道具は様々ですが、アナログとデジタルどちらで描くかによっても必要なものが違ってきます。
アナログで描く場合
まずは、アナログでイラストを描くときに必要な画材を紹介します。基本の紙とペン・鉛筆、それ以外に何が必要なのでしょうか。
鉛筆
イラストの下書きを描くときにあったほうが良い鉛筆としては、普段の生活でも良く使うHBや2Bといった硬さのもので十分ですが、デッサンなどで陰影をつけたりする際には、硬さや濃さの異なる様々な種類の鉛筆があった方が便利です。
消しゴム・練ゴム
コピー用紙や原稿用紙などに描いた絵を消すときは一般的なプラスチック製消しゴムで、できれば着色されていない白い消しゴムがベストです。鉛筆画として完成させる場合や木炭デッサンなどの場合は他に、紙を傷めずに消したり鉛筆画の濃淡をつけたりできる柔らかい練ゴムもあると良いでしょう。
色鉛筆
色鉛筆は子供でも馴染みのあるものですし、初心者でも手にしやすい着色画材です。イラストを本格的に学ぶうえで購入を検討するなら、様々な表現をするうえでもまずは適度に色数が豊富な36色セット程度がいいでしょう。
水彩絵具・アクリル絵具
絵の具には透明度が高いものから不透明なものまで様々あります。水彩絵具は透明感のある表現ができますが、下書きの線や下地が透けてしまいます。また、アクリル絵具は不透明で乾いてもひび割れなどが起こりにくいという特徴があります。
コピック
ある会社のアルコールマーカーの名称なのですが、時としてイラスト用のカラーマーカーそのものの意味として使われることがあります。元々はデザイナー・建築士などのプロ用にコピーのインクを溶かさないマーカーとして開発されました。インクを補充したり、ペン先を交換して長く使うことができます。
用紙類
画用紙、ケント紙、水彩紙など様々な材質の用紙があります。自分の絵の雰囲気や、鉛筆や絵の具などの画材と相性の良い用紙を使うと、より綺麗な仕上がりになります。原稿用紙に描いたものをコピー用紙にプリントしたうえにコピックで色付けする場合などもあります。
デジタルで描く場合
デジタルでイラストを描くときに必要な道具といったらまずはパソコンが必須ですが、それ以外には何が必要になるのでしょうか。
パソコン
練習や趣味でイラストを描く分にはさほどパソコンにこだわる必要はないため、現在使用しているもので問題ありません。使っていくうちに不便な点が出てきたらメモリの増設や買い替えを検討すればよいのです。新しく購入する場合は、「パソコンで絵を描きたい」ということを店員に伝えて選ぶとよいでしょう。どのような精度の絵を描くのかにもよりますが、メモリ容量は4~8GBは最低限欲しいところです。
ペンタブレット
マウスでPC上に絵を描くことはかなり困難なため、PC上で絵を描くためには主にタブレットというパソコンにつなげて絵を描く道具を使います。パソコンのマウスカーソルによる操作をペンで行える道具です。ペンタブレット(通称:板タブ)と、画面に直接描ける液晶タブレットの2種類があり、どちらもマウスよりもなめらかで、慣れてくると紙にペンで書いている感覚でスムーズに描けます。
価格や書き心地も様々なので、実際に店舗で試し書きをしてから購入したほうが良いでしょう。
イラストソフト
イラストを書くためには何らかのイラストを描くためのソフトが必要です。様々なソフトがあり、無料のものではメディバンペイントプロ、有料のものではCLIP STUDIO PAINT、SAIが有名です。有料のソフトでも無料体験版があるものが多いのでいくつか試して自分の状況に合った使いやすいものを検討しましょう。その他有名なものにPhotoshopなどがあります。
スキャナ
デジタル作画は便利ではありますが、今までアナログで描いてきた人にとってはなかなか慣れるのが大変です。また自分の絵の雰囲気としてアナログの味を活かしたい人などは、アナログで描いた下書きや鉛筆線をスキャナでPCに取り込む必要があります。既にアナログで描いたイラストの明るさや色を調整したい場合にも、スキャナがあると便利です。
イラストの勉強を始めるために大切な4つのこと
イラストの勉強を始めるにあたって大事にしたいポイントが4つあります。まず、自分がどんなイラストを描きたいかをしっかり考えることです。描く絵の方向性が定まらないと効率的な勉強の仕方も決まりません。そのうえで、毎日コツコツ練習することですが、実はそのために最も重要なのは何より楽しんで描くということです。楽しくなければ継続もままなりません。そして、目標とする画家やイラストレーターを決めることです。
どんなイラストを描きたいか考えてみよう
そもそも自分が描きたいのはどんな絵なのか、絵画のような風景画なのか、リアルな似顔絵なのか、可愛いキャラクターなのかなどのように、自分がこれからどんな絵が描けるようになりたいのかを考えて、具体的に決めておくことが大事になります。描きたい絵が決れば、その絵の方向性に沿った効果的な練習方法が見えてくるはずです。
毎日コツコツ練習しよう
間隔を空けて週に2~3日長時間練習するのではなく、一日のうち短時間でもいいのでコツコツ練習することが大事です。毎日必ず一度は絵を描いて、絵を描くという行為が自然にできるように感覚を身体に覚え込ませ、習慣づけすることが上達のコツです。
「楽しんで描く」ということを忘れずに練習しよう
いくら練習といっても、楽しくないことは続けられません。毎日練習して習慣化することが必要ではありますが、義務的に続けるうちに絵を描くこと自体を楽しめなくなってしまっては本末転倒です。習作とはいえキチンと完成させて、良くできたと思う絵はSNSなどで人に見せて評価を受けるなどして絵を描くことを楽しみながら練習していくことが大切です。
目標の画家やイラストレーターを決めよう
はじめにある程度どんな絵を目指すかという方向性を決めたあとは、地道に基礎練習を続けていくのも大切です。ある程度、自分の絵が固まってきたら、さらに具体的に「この人みたいな絵が描きたい」と思える画家・イラストレーターを決めることで、目標ができてモチベーションのアップにも繋がります。
- どんなイラストが描きたいか考える
- 毎日コツコツ練習する
- 楽しみながら練習する
- 目標となる絵師さんを決める
初心者向けのイラスト練習方法はある?
初心者向けの練習方法として最適なのが模写とデッサンです。模写で、自分だけでは思いつかない構図の練習をしたり、デッサンで観察力を磨いたりしましょう。
初心者におすすめの模写の方法
初心者が模写をする場合は、題材は好きな絵やイラストで、シンプルなものにすることを心掛けましょう。いくら好きな絵であっても難し過ぎてなかなか描けなかったらモチベーションも下がってしまいますし、上達も遅くなりがちです。
また、模写の際はただ描き写すのではなく、しっかり頭で考えて題材の絵を分割してバランスを見ながら描いていく必要があります。また絵を描く際に、まずは全体のアタリをしっかり作りこみ、それから細部を描いていく方がバランスが崩れなくてすみます。そのうえで出来上がりが「変、似ていない」と思ったら、どこがどう違うのか元絵と比較しながらじっくり観察することが重要です。
初心者におすすめのデッサンの方法
デッサンは、あくまで写真ではなく実物を見て描きましょう。
観察力、表現力を身に付けるには二次元の写真ではなく3次元の立体のものを見て、自身でその物の特徴や質感を捉える練習が必要です。
その際には、球体や立方体などのシンプルなものから始めていきましょう。複雑な形状のものも結局はシンプルな形のかたまりです。シンプルなものが書けるようになったら改めてその描き方を応用する形で、自分の手や人物などの複雑な物を描いてみると何も考えずにやみくもに描くよりずっと上達が早くなります。
イラストはプロに習うことで驚くほど上達する
独学で練習をするのも、取りかかりとしては大事です。しかし日々の忙しい時間の合間を縫って絵やイラストの練習をするなら、早く上達して自分の好きなように描けるようになりたいですよね。
そもそもの目的は真面目に練習することではなくて、早く上手くなって発表できるようになることです。練習自体を重ねることも大切ですが、自分の実力を理解してそれに見合った練習をすることが効率的な上達のためには重要になってきます。そう考えると独学で練習を続けて時間をかけるよりも、「どうしたら絵が上手くなるか」を知っているプロに指導してもらった方が上達速度やクオリティに大きな差が出てきます。
「岐阜・名古屋のイラスト&マンガ教室SMILES」では全て個別指導のレッスンで、初心者から経験者まで、しっかり上達することができます。また、忙しい社会人でも通いやすい振替可能な自由予約制などの便利な制度も揃っています。独学での練習に行き詰まりを感じている方は、効率的な上達のためにも是非プロの指導を受けてみませんか?
上達を実感できると楽しく続けられる!
いくら強い意志を持って、真面目に一生懸命に練習を重ねていても、楽しくなかったり上達を実感できないと続かなくなってしまいます。時間切れやモチベーションが切れで挫折してしまうのは非常に勿体ないことです。ぜひあなたに合った練習方法で、効率良く好きな絵やイラストを楽しく描けるようになって、一日も早く描いたものを自信を持って発表できるようになってください。
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