初心者必見!イラストを早く完成させるコツ・テクニックとは?
1枚のイラストを描き上げるのに何日もかかってしまう。描いては修正の繰り返しでモチベーションが保てない。
そんな悩みをもつ初心者の方でも実践しやすい、イラストを早く描き上げるためのコツを3つご紹介します。
絵をはやく描き上げるためのコツ・おすすめの方法3つ
イラストをはやく描き上げるためには、以下の3つを意識して取り組みましょう。
1.イラストを描きやすい環境を整える
基本的なことですが、集中できる環境をつくることは大切です。もし今の環境がアナログオンリーなのであれば、デジタルツールの導入も視野に入れてみてください。
何度でもやり直せるのがデジタルの強みですが、失敗することへのプレッシャーがなくなると結果的にスピードアップに繋がります。効率化という意味でもデジタルツールは有用です。
2.描きたいイメージや構図をしっかりと設定する
何となくで描き始めてしまうと、迷いがイラストに表れぼやけた印象になり、デッサン崩れも起こりやすくなってしまいます。
その都度考えながら描いているので当然時間もかかってしまいがち。
できるだけ明確なイメージをもって臨みましょう。
3.描き込むべきポイントを見極める
とにかく早く描き上げるという意味では、細部にこだわるよりも全体のシルエットを意識して描くのがおすすめです。
キャライラストの場合、顔と胸部、そして手に注力すると、他が多少ラフなままでもそれらしい仕上がりになります。
また、塗りは水彩風が短時間で見栄えよく仕上がります。
多少のはみ出しなどを気にせずラフに塗っても、それが味になってくれるのが強みです。
イラストを早く描き上げられるメリットとは
作画スピードは評価されるポイントのひとつ
凄まじいスピードでコンテンツが消費されていくSNS上で評価されるためには、イラストの上手さだけではなく「ネタの新鮮さ」もポイントになってきています。より多くの人に見てもらいたいと考えた場合、タイムリーな話題を逃さずイラスト化できる速筆さが非常に重要な要素となるのです。
また、イラストを描き上げるのが早いということは、同じ時間で人よりも沢山描けるということ。
つまりそれだけ学び、上達する機会が増えるということでもあります。
イラストを最後まで描き上げた達成感や実績はその後のモチベーション維持にも繋がるので、良いサイクルを生み出すことができます。
作画の速さは収入の増加とも直結しています。
商業作家やフリーランスのイラストレーターを目指すのであれば作画スピードは更に重要になります。
クライアントからすると仕事の速いイラストレーターはありがたい存在。こと商業の世界においては、速筆であることはそれだけで武器になります。
趣味のイラストと異なり締め切りがありますが、イラストを早く描き上げるスキルがあれば時間的にも精神的にも余裕をもって作品の見直しや修正にあたることが可能です。
同じ作業時間で人より多くの作品を完成できるのは、収入面においても大きなメリットです。
イラストのクオリティーと作画スピードを両立させるために必要なことは?
初心者がイラストのクオリティーと作画スピードを両立させるためには、悪い意味でのこだわりを捨てることが必要です。
趣味の場合、1つのイラストに好きなだけ時間をかけ好きなだけこだわることができます。
確かにそれも楽しみ方のひとつではあるのですが、あまりに長い期間をかけているとアラが見えてきて急激にやる気が萎えてしまうことが少なくありません。
モチベーションはいつまでも高いまま維持できるものではないのです。そして未完成のまま放置、また新たなイラスト作成に着手して…という悪循環に陥りがちになります。
イラストを完成させたという成功体験や完成品という成果物がないと、スキルアップにも自信にも繋がりにくいというのも大きな問題です。上級者が迷いなくイラストを描き上げることができるのは、過去の経験の積み重ねにより引き出しが多く、描くこと、完成させることに慣れているためです。
1つの作品に過度に注力するよりは数をこなし経験を積み、技術を高め応用力を磨くことを優先したほうが結果的には初心者が上達する近道になります。
描き続けていけば自信と技術が身に付き、自信と技術が身に付けばイラストのクオリティーも作画スピードも自然と上がっていくはずです。
描くスピードを上げるための効果的な練習方法とは?
まず、自分の能力を正しく把握することが大切です。
1枚のイラストを完成させるのにかかる時間や、自分が苦手なことを確認しましょう。
そうすることで、何を意識して描くべきなのかといった改善点や目標が設定しやすくなります。
そしてやはりとにかく沢山描くというのが、結局のところ一番効果的な練習になります。
しかし、ただ漫然とこなすだけでは身に付くものも身に付きません。
上記した通り、改善点や目標について考えながら描いていきましょう。
意識的に自分が不得意な構図やジャンルに挑戦するのも良い方法です。
また、楽しみながらできる練習として、自分の好きなイラストレーターの作品を模写してみるという方法もあります。
この際もただ真似するのではなく、ここは何故こうなっているのか?何故この色なのか?を常に考えながら描くことがポイントです。
ワンドロと呼ばれる練習法もおすすめ
ワンドロとはワンアワードローイングの略称で、その名の通り一時間という制限時間の中で自由に、あるいはお題に沿ってイラストを描きます。
限られた時間の中でペース配分など色々なことを考える必要があり、作画スピードを上げる練習に最適かもしれません。
ある種の腕試し的な側面もあり、普段は描かないような構図などに挑戦することができるのも魅力となっています。
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