太ももの描き方・塗り方を解説!筋肉の構造と影で立体感・魅力を出すコツ

この記事はイラスト・マンガ教室egacoの講師(イラストレーター・マンガ家)が商業制作などで磨いた知識や技術をもとに作成しています。より自分の描きたいものに合わせた内容を知りたい方は、egacoでの個別指導レッスンの受講をおすすめします。
自分好みの太ももが描きたいけど、下記の悩みはありませんか?
- 太ももの構造がよく分かってない
- そもそも塗る手順・コツが分からない
- 塗っても立体感が出せない
実は、太ももを描くときは「太ももの形」と「影のつけ方」を意識すれば簡単に立体感を出せます。
太ももには様々な筋肉があり、意外とでこぼことした形をしていますが、太ももの構造を元に影のつけ方やハイライトの入れ方を学ぶことで、太ももを立体的に塗れるようになるのです。
ここでは「太ももの構造」「太ももを立体感に見せる塗り方」「より魅力的になるポイント」について学び、上達する方法を解説します
太ももの構造・特徴把握で立体感のある塗りへ
まずは太ももの筋肉を知ろう
太ももには様々な筋肉があります。
筋肉の構造を覚えるのが苦手!という方は簡略化して覚えてみましょう。
簡略化のポイント
- 正面の大腿直筋(だいたいちょっきん)
- 内側の縫工筋(ほうこうきん)
- 外側の腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)
- 裏側のハムストリングス
上記4種の筋肉はとても重要です。簡略化するときは必ず筋肉の流れを意識するようにしましょう。
正面から見た太もも

正面から見た太ももは大きく2つに分かれます。
- 太ももの中央~外側にかけての筋肉(赤い部分)
- 内側の筋肉(青い部分)
内ももは股関節から膝にかけて、長細い逆三角形のような形になります。
後ろから見た太もも

後ろから見た太ももは大きく3つに分かれます。
・側面の筋肉(ピンクの部分)
・太ももの裏側の筋肉(緑の部分)
・内側の筋肉(青い部分)
側面の筋肉はお尻の筋肉から横に広がっており、太もも側面を囲うようについています。
斜めから見た太もも

斜めから見た太ももは大きく3つに分かれます。
・側面の筋肉(ピンクの部分)
・太ももの中央~外側にかけての筋肉(赤い部分)
・内側の筋肉(青い部分)
外側から順に、ピンクの部分→赤い部分→青い部分 というイメージで考えると分かりやすいです。
太もものでこぼこを知ろう
太ももは、筋肉の形が現れやすいため、表面にでこぼこができます。
どこにでこぼこができるかを理解して、説得力のある太ももを目指してみましょう!
縫工筋

縫工筋は、太ももの「内側」と「外側」を分ける境目の筋肉です。
縫工筋の部分が筋っぽく少しへこみ、両隣の筋肉が盛り上がります。
裏側のハムストリングス

太ももの裏側にあるハムストリングスという筋肉の集合体です。
この筋肉を一つの束として捉え、ふくらはぎとの境目をでこぼこで表現します。
光源に合わせた影の入り方を知ろう

影の入り方はどこから光が当たっているかで決まります。
色を塗る前に、まず光源の位置を決めましょう。
左から太ももに光が当たっている場合

左から光が当たるため、太ももの右側に影ができます。
向かって右側にある太ももの一番出っ張った箇所やお尻の盛り上がっている部分には光が当たります。
右から太ももに光が当たっている場合

右から光が当たるため、左側に影ができます。
向かって左側にある太ももの一番出っ張った箇所やお尻の盛り上がっている部分には光が当たります。
上から太ももに光が当たっている場合

上から光が当たるときは、盛り上がっているところ以外に影ができます。
太ももやお尻の中心は明るく、内側や外側へ回り込む箇所は暗くなることを意識しましょう。
また、股の下やお尻の落ち影を意識して明暗をつけましょう。
後ろから太ももに光が当たっている場合

後ろから光が当たるときは、輪郭以外の大部分に影ができます。
影の輪郭は、ぼかすと立体的になり、くっきりと描くとアニメ的になります。
太ももの影を塗ってみよう
手順1:太もも全体に1影を入れよう

太もものでこぼこに合わせて1影を入れます。
今回の光源は上からとします。
1影の輪郭をくっきりと描くとメリハリがつきすぎて、肌のやわらかな質感が失われてしまいます。
エアブラシや混色ブラシといった柔らかいツールで塗るようにしましょう。
手順2:太ももの構造に合わせて2影を入れよう

1影を入れたら、次にさらに暗い部分に2影を入れます。
太ももには構造上、必ず暗くなる部分があるので、そこを中心に2影を入れるとよりリアルな太ももが描けます。
太ももで2影を入れるべき重要なパーツは主に3つあります。
両脚の間

股下の部分、太もも同士が近づく箇所は2影を入れましょう。
ここには「股下から落ちる影」「両脚が近づくことで生まれる影」がつきます。
全体的に大きく、薄く描くことがポイントです。
鼠径部

鼠径部(そけいぶ)とは、太ももの付け根とお腹の境目にできるくぼんだ部分です。
付け根の肉が重なる部分を濃く描くと、よりメリハリのある太ももになります。
内股の筋肉

脚を広げた時に見える筋の部分です。
出っ張った形状をしているため、陰影がつきやすいです。影はくっきり描いてみましょう。
手順3:明部を描きこんでみよう
影が描けたら次は明部を描きます。
ハイライト

ハイライトとは、肌で一番出っ張った箇所に入る、明るい光のことです。
ハイライトは、最初に決めた光源の位置をもとに描いてみましょう。
上からの光源のときは、一番出っ張る太腿の中央に縦長のハイライトを入れるのがおすすめです。
明度が高ければみずみずしく、低ければ自然な仕上がりになります。

反射光

反射光とは、周りのもの(地面や壁など)に反射して光源の反対側から当たる光のことです。反射したものの色が映り込むのが特徴です。
反射する過程で光が弱まるため、ハイライトよりも薄い色で表現しましょう。
反射光は一定の幅で入れるのではなく、太ももの盛り上がっているところは広く、肉付きの少ないところは細く入れると立体的に仕上がります。ここまでできたら完成です。
性別に合わせた太ももの塗り分けコツ

ここまで男女共通の塗り方を記載しましたが、性別ごとに塗り分けることも重要です。
下記のポイントをおさえておくと、キャラクターの魅力をぐっと引き出せます。
太ももの硬さと使うペンの違い
男女で太ももの硬さや柔らかさに違いがあるため、ペンの種類を変えて塗り分けるのがおすすめです。
男性の太ももの場合

男性の太ももは筋肉質で硬いため、輪郭がはっきりしたペンで塗るのがおすすめです。
女性の太ももの場合

女性の太ももは脂肪が多めで柔らかいため、輪郭がぼやけたペンで塗るのがおすすめです。
男女それぞれのハイライトの描き方の違い

男性の太ももの筋肉は、構造上女性に比べて盛り上がる面が多くなるため、光の当たる部分が増えます。そのため、男性の太ももは面を描くように大きく塗るといいでしょう。
逆に、女性の場合は太もものハイライトは一点に塗ってみましょう。
太ももに対して苦手意識があった方も、色塗りが苦手な方も、この記事を見ながらぜひチャレンジしてみてください。
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