人物作画の添削事例!座っている男性・女性を描く時のポイント

いろいろなポーズでイラストを描きたいと思ったときに、
なかなかうまく描けない!
と悩むこと、ありませんか?
今回は人物作画で、座っているキャラクターがうまく描けない・・もっと上達したい!という方の添削事例を紹介します。
もっと作画を上達したい方はぜひ参考にしてください。
座っている人物作画を添削指導!人物作画を上達しよう!
床に座っている男性を描きました!添削お願いします

今回は床に座り込んでいる、鬱々とした表情の男性の素体を描きました。添削お願いします。
構図・人体の構造に注意しましょう!

お顔の角度や鬱々とした表情などは、イメージ通りとても魅力的に描けていると感じました。座っている雰囲気もよく出ています。 いくつか気になった点について添削しております。ご参考になれば幸いです。
具体的な指摘ポイント
- 手首から先はできるだけ切れない方が説得力のある画面になるので、なるべく両手とも入るような構図にすると良いと思います。
- 顔と下半身に比べて上半身がこちら側を向きすぎているように感じるので、左肩がもう少し内側に入ってくるとより自然に見えると思います。
描く時に気をつけるべきポイント
- 手首から先を描く際、出来るだけ切れないように描くと説得力のある画面になります。またなるべく両手が入る構図にすると良いです。
- 上半身の向きに注意しつつ、左肩が内側に入るように描くようにしましょう。
座った女の子を初めて描きました!添削をお願いします

座った女の子を初めて描いた感じです。
素足と手、髪がこんな感じでいいのかと少し悩んでいます。
素足と手、髪がこんな感じでいいのかと少し悩んでいます。
よろしくお願いします。
つむじをもう少し意識して毛の流れに注意しよう!

ご質問ありがとうございます!参考にしていただけたら幸いです。
具体的な指摘ポイント
- 髪、よく描けています!肩から垂れる感じに髪の毛を描いてもGOOD!
- つむじをもう少し意識してつむじから毛先に髪が流れるように描きましょう。
- 手首や腕の太さを意識して描きましょう。
- 足が浮いてしまっていたので少し下に下ろしましょう。
描く時に気をつけるべきポイント
- 髪の毛を肩から垂れる感じに描くと、より自然に見えます。
- つむじを意識して描くことで、より髪の毛が流れている雰囲気が出ます。
- 手首や腕の太さにも注意して描きましょう。
- 床に足を下している場合は、浮いて見えないように床面に接するように描きましょう。
座っている女性を俯瞰で描いたので添削お願いします!

座ってる女の子を俯瞰で見たように描きました。添削お願いします。
俯瞰の構図を学んで色々なアングルを描けるようになろう!

可愛らしい女の子ですね。 俯瞰の構図について添削させていただきました。首がないくらいほどのフカンになるとこれくらいのパースが付くことになると思います!
各体のパーツを簡単な図形などにしてパースのつき方を考えてみてください!
難しい構図に挑戦してくださってありがとうございます。
いろいろなカメラアングルを描けるようになってくださいね!
いろいろなポーズや姿勢を描けるようになってくると、自分の好きなキャラクターを思い通りに動かせるようになって、絵を描くのがとても楽しくなってきます。
絵を描く工程で、素体の後に服を着せていきますが、その服のしわも素体のクオリティによってちゃんと、体のラインに沿ったシワになるかどうかが変わってきます。
そういう面では素体練習は初歩の練習でありながら、絵を構成するとても重要な練習です。
キャラクターそれぞれに顔の表情で違いが出るように、体の動きはキャラクターが全身で表現している表情なのだと思っています。
たくさん動かせるようになって、たくさんの表情を表現できるようになっていきましょう。
後ろから抱きついて座っているポーズが描きたい!

添削お願いいたします!
講師からのアドバイス

アタリ状態での添削です。参考例としてこちらの方で簡単なペン入れをした状態の物を添えております。 体型等の差はあると思いますがおおよその参考にでもしていただければと思います。
具体的な指摘ポイント
全体のバランスは悪くないので、違和感は感じません。ポーズ集などをちゃんと参考にして描いている雰囲気を感じます。素晴らしいです!
ですが、可愛い絵柄にあわせると少しだけ胴が長く描いているので、裸の状態だと服を着ている状態よりも大人びてしまっています。
もう少しだけ胴を短く描くという意識をして描いてみると、マンガ風に違和感のない作画ができると思います。
受け君について
- 受け君はもう少し肩回りを華奢にしつつ、少しだけ胴を短く、お尻を小さく描くと良いと思います。
少年の頃はあまり脂肪がつきにくいので、ほっそりしている方がそれらしく見えます。 - 奥の右目ももう少し奥に回り込んで顔のラインを修正すると、ぐっと攻め君の顔を見ている風になると思います。
アングルによって耳や鼻、頬の形が変化するのを忘れないようにしましょう。 - 鎖骨は肩につながっているので、ぐるっとラインをおびています。
攻め君について
- 攻め君だと、少し鼻の位置が高すぎると思いました。
眼鏡をかけるところに耳があって、鼻があるかどうかを確認する癖をつけると良いと思います。 - それに合わせてせっかく受け君がぎゅっと抱きしめているので、
もう少し肩回りをぐっと中に回り込ませる感じで描いた方が雰囲気がでるかなと思いました。
肩回りの筋肉の動きをもう少し意識してみると、ぐっとクオリティが上がると思います。 - ですが、全体の骨格バランスがちゃんと取れているので激しい違和感が感じないのは努力の結果だと思います!
「あすなろ抱き」という単語で画像を検索すると、良い参考資料が見つかると思います。
描く時に気をつけるべきポイント
受け君について
- 少年期の男性は脂肪がつきにくい傾向にあるので、ほっそりとした身体を意識して描くとより少年らしさが表現できます。
- 攻め君の顔を見ている風に描く場合、奥の右目の描き方に注意して描きましょう。
また、アングルによって耳や鼻、頬の形が変化することを意識しながら描くとよりそれらしく見えます。 - 鎖骨は肩のラインにつながっているので、注意して描きましょう。
攻め君について
- 鼻を描く際の位置をきちんと確認して描く癖をつけましょう。
- 受け君を抱きしめている雰囲気をより良く出すために、もう少し肩回りを中に回りこませた形で描くと雰囲気が出てきます。
また、その際に肩回りの筋肉の動きにも注意して描きましょう。






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