読まれるマンガに激変!漫画・同人でおすすめの無料・有料フォント一覧
そんなフォント選びでお悩みの方へ、描きたいシーンや表現別におすすめのフォントをまとめて一覧で掲載しました。
漫画制作初心者の方も、下記のフォントを参考にぜひ素晴らしい作品づくりへ繋げていただければと思います。
読者に読まれる漫画フォントの選び方とは
キャラクターの感情に合わせて使い分けよう
基本的には、キャラクターの感情に合わせて使い分けます。フォントの使い分けはとても重要です、例えば基本フォントを「MSゴシック体」に設定しましょう。
ゴシック体は縦横の線の太さが均等なのが特徴ですが、中でも「MSゴシック体」は全体的に細字ですっきりとしており安定感の高いフォントです。
しかし「決め台詞などの印象に残したい台詞」までこの基本フォントでまとめてしまうとインパクトに欠けてしまい台詞の重要さが伝わり辛くなってしまいます。
漫画の決め台詞は、いわば広告の見出しと同じなのです。これを「源暎ゴシック H-KL」で変化をつけてみましょう、一目瞭然だと思います。
他にも心の声やナレーションを台詞として書き出したモノローグ、ひそひそ声で話す等のシチュエーションによって使い分ければ、
台詞にメリハリがつくだけでなくキャラの感情がより読み手に伝わりやすくなります。
一気に画面がプロっぽくなるのでぜひ試してみてください。
描きたいシーン別!おすすめの漫画フォント一覧
『基本のセリフ』におすすめのフォント
コミック用に使われるフォントは、漢字をゴシック体で、ひらがな・カタカナを明朝体で表記するものが一般的です。人気の高いフリーフォントを一部ご紹介いたします。
新コミック体
源暎アンチック体
https://okoneya.jp/font/genei-antique.html
イワタアンチック体
https://www.clip-studio.com/clip_site/support/help/detail/svc/53/tid/69553
※クリスタに付属、I-OTFアンチックStb Bという表記になります。
『回想・モノローグ』におすすめのフォント
丸ゴシック体
やや角に丸みを帯びたゴシック体が王道です。丸ゴシック体など基本フォントを使用頂いても良いですし、少し細字テイストのすっきりとしたフォントで基本台詞と差をつけてみるのも良いですね。
源柔ゴシック Medium
http://jikasei.me/font/genjyuu/
『大声・決め台詞』におすすめのフォント
インパクトを残す太字のゴシック体がおすすめ。大きな声で話すキャラクターの台詞にも活用できますし、文字サイズを大きくして必殺技を叫ばせてみたり。
ヒラギノ角ゴシック体 W7
https://www.screen-hiragino.jp/lineup/hirg/
源暎ゴシック H-KL
https://okoneya.jp/font/genei-gothic-kl.html
ギャグ漫画におすすめのフォント
さわらびゴシック
https://sawarabi-fonts.osdn.jp/index.html
たぬき油性マジック
感情によってフォントを使い分けた漫画の参考例
上記のようにキャラクターの感情や表現したいものによってフォントを使い分けましょう!
また無料で使えるフォントの他にもクリスタやクラウドアルパカ、Adobe Fontsなどを利用していれば
下記のような個性派有料フォントが無償で使える場合もあります。
またこれらは一例ですので作品の雰囲気にあった素敵なフォントを使い分けてみてください。
マンガ制作におすすめな個性派有料フォント
『優雅にキラキラ』なイメージ
マティスえれがんと
オシャレな雰囲気を出したいとき、飾り文字などに向いているかも
喧嘩上等なイメージ
コミックレゲエ
やや可愛い印象があるのでタイトルや文字の印象を変えたいときにもおすすめ
『ドロドロうらめしや~』なイメージ
万葉古印ラージ
https://fontplus.jp/font-list/manyokoinlargestd-b
怖い台詞や時代を感じさせたいときに使用することが向いています
コミックミステリ
少し怪しい雰囲気を出したいときに使いやすいかもしれません。謎や呪文などにもつかえます。
電話や通信などの表現
スキップ
読みやすいややさっぱりとした綺麗さのある文字。 手紙の文章などにも向いています。
漫画制作でフリーフォントを使用する際の注意点
上記でご紹介させて頂いたフリーフォント含めWEB上で配布されているすべてのフォントは、作成者の厚意によって使用ができるものと念頭に置いておきましょう。
商用利用が可能な場合もあれば、同人誌やウェブサイトのみ使用可といった制約があるものも数多く存在しますので、ダウンロードする前に作成者の提示するライセンスを必ずよく確認し、使用許可の範囲内で使いましょう。
連載作家だとフォントは編集が担当に
同人誌だと全て自力ですが、連載作家に写植まですべて任せていたら絶対原稿を落としますし、
雑誌の中で使用されるフォントがバラバラだと読みにくいため、写植は編集が行います。
吹き出しも作品の一部なので、吹き出しのサイズや配置も作家が決めます。
- 原稿の吹き出しの中に鉛筆など消せる画材で手描き文字を描きこんだ状態で提出
- その後吹き出しの上に写植シールを貼って印刷所にだす
商業作品のデジタルでの文字入れの流れ
- 作家が台詞のみのレイヤーを作っておく
- その上から編集側で文章を打ち直して入力する
もっと「伝わる」マンガを描けるようになりたいなら
もしあなたがフォントの使い分けはもちろん、お話づくりやコマ割り、構図、キャラクターデザインなど、もっと魅力的なマンガを作りたいなら、イラスト・マンガ教室の利用もおすすめします。
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