カッコいいおじさんの描き方!中年おじ様はパーツ別コツでらしさが出る
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カッコいいおじさんが描きたいのに、青年にしわだけ足したような不自然なイラストになってしまう。
そんな風にお困りの方も多いはずです。
かっこいいおじさんを描くうえで大切なのは「加齢によるパーツの変化を知る事」です。
この記事ではカッコいいおじさんを描くうえで大切なコツや知識を丁寧にご紹介します。
おじさんは輪郭・目・髪型コツで上手に描ける
おじさんを描くときの顔のバランスやアタリの取り方は、基本的に青年を描くときと大きく変わりません。
ただしバランスやアタリはあっていても、加齢によるパーツの変化が描けていないと不自然なおじさんのイラストになってしまいます。
左の図はよくある失敗例、右の図は改善例です。
カッコいいおじさんを描くうえでポイントは大きく3つあります。
その改善点とは「輪郭」「目」「髪型」です。
この3つさえ抑えれば、自然でカッコいいおじさんは描けます。
1:おじさんの輪郭は直線を意識しよう
肌は年齢とともに皮膚がたるみ、ハリが失われます。
輪郭は加齢とともに、頬のふくらみが消えます。
おじさんの輪郭を描くときは頬にふくらみを作らず、頬骨から顎までを直線的なラインで描きましょう。
また頬骨のラインを描き加えると更におじさん感がアップします。
2:おじさんの目は3つのコツを意識して描こう
まぶたは加齢とともに垂れる!逆三角形を意識
まぶたは加齢とともに垂れるため、やや眠そうな印象にするのがおじさんらしい目を描くポイントです。
逆三角形を意識して目の形を取りましょう。
また、二重の幅を広くしてみたり、まぶたにしわを足して三重にしてみてもいいでしょう。
おじさんの瞳は小さく描こう
左の図のようにおじさんの瞳(黒目)が大きくキラキラしていると、若く見えたり違和感を感じたりする原因になります。
瞳は小さくし、ハイライトも地味にしましょう。
三白眼はおじさんと相性が良いです。
目元の皺と涙袋の違いを理解しよう
目元にしわを描き加えると簡単におじさん感を表現できます。
ただし、描き方を間違うと涙袋のようになってしまうため注意しましょう。
目元のしわと涙袋を描き分けるポイントとして、目元のしわは目頭付近から斜めに伸びるのに対し、
涙袋は目の中央に、下まつ毛のラインに対してほぼ平行にできます。
3:おじさんらしい髪型を表現するコツを知ろう
おでこを出しておじさん感UP!
前髪が長いと若々しく見えがちです。
前髪を短くしたりセットによっておでこを出したりすると、おじさんらしい印象の髪型にできます。
またオールバックを描く場合は、生え際の位置を若者よりやや上にしておでこを広く取るとより老け感を出せます。
毛のボリュームを抑えよう
髪は毛量が多いと若々しく見えがちです。
前髪だけではなく、後ろ髪も若者と同じボリュームで描いていないか注意しましょう。
ふわふわやツンツンとした髪質は若く見えやすいため、後ろ髪もセットしてまとめたり短髪にしたりするとおじさん感を出しやすいです。
応用編:アイテムを使っておじさんの個性を演出しよう
ひげを生やすとおじさん感UP!
ひげを描くと簡単に老けさせることができます。
おじさんを描くときは、ひげを描き足してみるのも有効です。
ただし、ひげといってもワイルド系から紳士系までさまざまなひげのスタイルがあります。
キャラの性格やイラストのイメージに合うひげの形を選びましょう。
眼鏡で知的なおじさんを演出しよう
眼鏡も老け感を演出できるアイテムの一つです。
年齢や性格によって、フレームの太さやレンズの形を描き分けましょう。
レンズの形を丸型にするなど、眼鏡をレトロなデザインにするとより老け感を強調できます。
おじさんのバリエーションをみてみよう
ワイルドなおじさんや紳士なおじさんなど、おじさんにも色々なタイプがいます。
髪型やひげの形、服装などでキャラクターを描き分けましょう。
個性を描き分けられると表現の幅がぐっと広がるため、さまざまな描き方のバリエーションを知っておくことが大切です。
コツを知ればおじさんは上手に描ける
おじさんを描くのが初めての方でも、コツを意識しながら練習を重ねれば描けるように。
この知識を活かして、カッコいいおじさんの制作にぜひチャレンジしてみてください。
ただし最初のうちは描いたイラストがこれでいいのか自信が持てないこともあるかもしれません。
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