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手の描き方を克服!自由に手を描くための基本【ポーズ・角度別コツも】

手の描き方を克服!自由に手を描くための基本【ポーズ・角度別コツも】

この記事はイラスト・マンガ教室egacoの講師(イラストレーター・マンガ家)が商業制作などで磨いた知識や技術をもとに作成しています。より自分の描きたいものに合わせた内容を知りたい方は、egacoでの個別指導レッスンの受講をおすすめします。

手は、体の中でも特に複雑なパーツです。それぞれの指や関節が細かく動くため、形を捉えるのが難しく、うまく描けないと悩んでいませんか?

手を自由に描けるようになるにはまず手の構造をよく知ることが大切です。

この記事では手の構造や描き方の解説から、男女の手の描き分けの方法まで紹介します。

egacoで習えること egacoで習えること

手の構造を知ろう

よく観察!把握しておきたい手の基本3つ

1:手の大きさを把握しよう

手の大きさを知ろう

日本人の手の大きさの平均は約20cm前後で、おでこからあごまでの距離と同じぐらいの大きさです。

2:手の比率を覚えよう

手の比率を知ろう

手の平と指の比率は約1対1です。
側面から見た手のひらの幅は、正面から見た手のひらの2/3ほどの幅です。

3:指の可動域を知ろう

指の可動域を知ろう

親指と人差し指の間は角度75度くらいまで開きます。
人差し指~小指までの4本指のそれぞれの間の角度は、30度くらいまで開きます。

パーツに分けて細かい形を観察しよう

手を4つのパーツに分けよう

手を4つのパーツに分けよう

手を描く時は1つの塊で捉えるのではなく、手のひら、親指の付け根、親指、他の4本の指と、4つのパーツに分けて観察や作画をしましょう。

親指の特徴を知ろう

親指の特徴を知ろう

親指は最も太く短い指です。
関節は、他の指は3つあるのに対し親指は2つしかありません。

親指のつけ根は、筋肉が多くついているためボリュームがあります。
親指は他の4本の指と違い、指の動きに合わせてつけ根部分も大きく動きます。

4本の指の特徴を知ろう

4本の指の特徴を知ろう

人差し指〜小指は第3関節まであります。

4本の指のなかで中指が一番長く、小指が最も短いのが特徴です。

中指を中心に指の長さはアーチ状になり、小指に向かって下がります。

人差し指と薬指は似たような長さをしており、どちらが長いかは人によって違います。

小指は他の指に比べて1番細いです。関節の長さの比率は、根元から、1対1対0.8です。

手にポーズを付ける際も、関節の比率が変わってしまわないように気を付けましょう。

指を曲げるときは「どこから曲がるのか」に注意しよう
4本の指は甲の骨が出ている箇所を軸に曲がることを説明

4本の指は甲の骨が出ている箇所を軸に曲がります。指のつけ根部分からは曲がらないので気をつけましょう。

手のひらの特徴を知ろう

手のひらの特徴を知ろう

手のひらと指の境界線は、直線ではなくアーチ状にカーブしています。手を握った時は、手のひら全体が内側にカーブします。

手のひらの厚みや曲がり方は、こんにゃくをイメージしてみるといいでしょう。

基本の手の描き方を実例で解説!

手順1:ざっくりシルエットでアタリを描こう

手をざっくりシルエットでアタリを描こう

手を描く時、細かい部分から描き始めると全体のバランスが取りづらくなるため、初めは大まかにアタリを描きましょう。

大きさや比率を確かめながら、手のひら・指・親指つけ根・親指とパーツごとに描きます。

パーツごとの形を捉えるにはシルエットを見ることが大切です。
目を細めて視界をぼんやりさせて見ることで、全体の大まかな形を捉えることができます。

手順2:簡単な図形を使い各パーツのアタリを描こう

簡単な図形を使い各パーツのアタリを描こう

4本指の付け根の位置を丸を描いて決め、アーチのアタリを元に指を描きます。
そのとき、それぞれの指の太さが大きく違わないように注意しましょう。

指のアタリが描けたら、第1関節と第2関節(親指は第1関節のみ)の位置を決めるため、アーチ状にさらに補助線を引きます。

手順3:アタリを元に下描きを描こう

アタリを元に下描きを描こう

アタリを元に細部を描きます。

指は、根本と先端の幅が極端に変わらないように注意しつつ、関節ごとに円柱で捉えて描きましょう。
この時、それぞれの円柱の角度や断面を意識します。

立体を意識することで、指の角度や関節部分のシワの向きが分かりやすくなります。

手順4:下描きを元に線画を描こう

下描きを元に線画を描こう

下描きを清書をします。

アウトラインは太く、シワは細い線で描きましょう。線の太さにメリハリを付けることで、線画だけでも立体感が出せます。

シワのラインは円柱の角度や断面を意識しつつ描きましょう。

線画は意味なく線が途切れていたり、不要な線が沢山あると汚く見えます。そのため1本線で丁寧に描きましょう。

きれいに線画が描けない時は、手ぶれ補正の設定を行うのがおすすめです。

また、どうしても不要な線が増えてしまう場合は、描いた後に消しゴムでいらない部分を消して整える方法もあります。

線画が描けたら、アタリや下描きの線を消して手のイラストの完成です。

色々な角度の手を描いてみよう

手の甲側から見たときの描き方

手の甲側から見たときのアタリの描き方

手の甲側から見た描き方は、手のひら側から見た手の描き方とよく似ています。
先ほどと同じように、まずはパーツごとにざっくりとシルエットでアタリを描きましょう。

手のひら側から見た時との大きな違いは、親指の付け根が手の甲で隠れて見えない所です。
ただしアタリを描く時は、見えない親指の付け根部分まで描いて、バランスを取った後で消しましょう。

手の甲側から見たときの線画の描き方

親指は他の4本の指に比べ少し横に倒れており、指の角度が違うため、爪の位置に気を付けましょう。
付け根には水かきも忘れずに描きます。

親指側から見た側面の描き方

親指側から見た側面のアタリの描き方

親指側から見た側面の手を描く時も、まずはパーツごとの大きさを比べながらざっくりとアタリを取りましょう。

側面から見た手のひらの幅は、正面から見た時の2/3ほどの幅です。
長さの比率は変わらないため、手のひらと中指の長さは同じくらいになるように描きましょう。

また指と指が重なっているので、手前から順に描くのがおすすめです。見えている部分はどこか、よく観察しましょう。
親指側から見た時の手は、中指までは比較的よく見えますが、薬指や小指はほとんど見えません。

想像で描いてしまうと見えるはずのない指が見えてしまったり、指の長さが実際とは違ったりしてしまうため、自分の手を観察したり資料を見たりしながら描きましょう。

親指側から見た側面の線画の描き方

手のひら側は肉がついているので丸みがありますが、手の甲側には肉があまりつかないので、ラインが直線的になりやすいです。

また手のひら側は指の関節部分を少しを凹ませるように描き、手の甲側は関節の骨の出っ張りを描くと自然に見えやすいです。

小指側から見た側面の描き方

小指側から見た側面のアタリの描き方

こちらもまずは大まかなシルエットから描きましょう。

親指側から見たときと違い、指のつけ根や指先の位置が、中指から小指に向かって下がります。

親指のアタリを描くときは、手の甲に隠れて見えない根本部分も全て描くことで、バランスが取りやすくなります。
どの指まで見えているか、指の長さ関節の場所はどこあるかを観察しながら描きましょう。

小指側から見た側面の線画の描き方

清書の際は手の平側と、甲側の形の違いを意識して描きましょう。

親指と小指の前後関係が明確に分かるように、小指の付け根から手のひらに繋がる線はしっかり描きましょう。

色々なポーズの手を描いてみよう

手を下ろしたポーズの描き方

手を下ろしたポーズの描き方

手にポーズがついても、おおまかにアタリを取ったあとの細部を描く工程は一緒です。

これは指が軽く曲がっているポーズのため、おおまかなアタリを描く時は、手のひらと4本指のブロックがくの字の関係になるように描きましょう。
指も緩く曲がっているため、それぞれ指の長さや関節の位置関係を間違えないように注意しましょう。

指をさすポーズの描き方

指をさすポーズの描き方

指を指すポーズを描く時は、人差し指は単独で、中指から小指はブロックでアタリを取ります。

アタリの際に人差し指の付け根をしっかり描き込むことで、4本指の位置関係が違和感なく描けます。

曲げた指の長さは、周りとの比率を観察しながら描きましょう。

棒を握るポーズの描き方

棒を握るポーズの描き方

手のアタリを描く時に、棒も同時に描きましょう。
手で隠れてしまう部分もしっかりと形を取ることで、手と棒の位置関係がズレるのを防ぎます。

指を描く時は、棒の太さを意識してを形を取りましょう。
棒が細いと4本の指と親指の位置は近くなり、逆に太いと離れます。

このとき、4本指の関節と棒の傾きがおおむね平行になるように描くと、握っている感じを上手く表現できます。

頬杖をするポーズの描き方

頬杖をするポーズの描き方

頬杖のポーズを描く時は、手のひらの角度と頬の角度がおおむね同じになるように描きましょう。
それにより、手で輪郭をしっかりと支えている印象になります。

手のひらのアタリを取る際は、柔らかな直方体を意識しながら形を取ります。

手の甲側と側面(厚み)で面の違いがあるのを意識しましょう。

応用編:男女の描き分けをしてみよう

男性の手の特徴

男性の手の特徴

男性の手は関節を強調し、硬い印象に仕上げましょう。

爪の形は四角く描くと男性らしさが出ます。

サイズは、女性に比べて大きく描きましょう。

女性の手の特徴

女性の手の特徴

女性の手は丸みをもたせ、柔らかい印象に仕上げましょう。

爪の形は先を細く描くと女性らしさが出ます。

サイズは、男性に比べて小さく描きましょう。

最後に

手を自由に描けると、イラストの魅力アップに繋がります。

手を上手に描くためには、手の構造や比率の知識、アタリの取り方を知るほかに、自分の手をよく見て触って観察してみるのも効果的です。

一度自分の手をデッサンしてみるのもおすすめです。
様々なポーズをたくさん描いて経験値をあげていきましょう。

手の描き方は分かったけど実際に描くとなんだか上手く描けない、どこを直したら良くなるか知りたいという場合は、スクールの受講をぜひご検討ください!

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イラスト・マンガ教室egaco(エガコ)
この記事を書いた人
イラスト・マンガ教室egaco(エガコ) 先生
イラスト・マンガ教室egaco(エガコ)の講師です。全国14教室とオンラインにて個別指導で作画レッスンを提供しており、今まで5000人以上の方にレッスンを提供してきました。全くの初心者の方にも選ばれていますので、これから上達したい方はぜひ一度無料体験にお越しくださいませ

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