マンガのキャラクター制作講座

まずは主人公やライバルとといったマンガの主要キャラクターの内面や外見、個性を作ります。特に主人公には「ハッキリとした行動原理が目的」や「共感できる魅力」を考えておくことが大切です。何を求めているか？何のために行動するのか？といった事柄が決まっていると、物語の主軸となるテーマもおのずと決まってきます。

キャラクターの個性を掘り下げます。ここでの個性とは、経歴の凄さや奇抜さではなく「価値観」を表します。例えばキャラクターの性格を「明るい」「暗い」と設定したとき、その性格の要因となった理由や過去があるはずです。
しっかりと掘り下げを行うことで、生きたキャラクターが生み出せます。またキャラクターの良い部分だけでなく、欠点を作ることでも親しみやすさや可愛らしさに繋がります。

キャラクターを魅力的に感じてもらうために、キャラクターの特徴を立たせるコツを学びます。例えば引きこもり気味な設定であれば、何十年も部屋から出ていないといったオーバーな設定にしてみましょう。特に印象的に残したい特徴は、読者の記憶に残るようにインパクトを与えることが大切です。

相棒やパートナー、親友、好きな人、恋人の存在は主人公の大きな味方であり、様々な困難に立ち向かうために欠かせない存在です。主人公にどのような影響を与えるのか？関係性を整理しつつ、また共通の価値観や外見の対比を意識してキャラメイクしましょう。

ライバルや悪役には、主人公の魅力を際立たせる重要な役割があり、またもう１人の主役にもなり得る存在です。
主人公と対照的な性格であったり価値観を持ち合わせていたり、お互いに刺激しあいながら対立するようなキャラクター設定を意識します。

マンガには主人公以外にも複数の主要キャラクターが登場します。外見に特徴や違いがないと、初めましての読者にとって見分けが付かず混乱を招いてしまいます。キャラクターの設定や内面にあわせたデザインを考え、主人公を軸にライバルや相棒、好きな人のデザインと差別化を図りましょう。魅力的なキャラクターがいるだけで、マンガの物語は自然と動き出します。多くの読者たちに愛されるようなオリジナルキャラクターを確立しましょう。