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海の描き方講座!デジタルで綺麗な海を背景に描くコツ

海の描き方講座!デジタルで綺麗な海を背景に描くコツ

この記事はイラスト・マンガ教室egacoの講師(イラストレーター・マンガ家)が商業制作などで磨いた知識や技術をもとに作成しています。より自分の描きたいものに合わせた内容を知りたい方は、egacoでの個別指導レッスンの受講をおすすめします。

背景イラストの中でも人気の高い「海」ですが、それらしく仕上げて見せるのは難しいですよね。

海を上手に描くには、波や水しぶきといった海の特徴を押さえつつ、きれいに見える色合い奥行きの出し方を覚えるのがポイントです。

こちらの教材では背景が苦手な方はもちろん、キャラクターを入れた一枚絵を描きたい方にも役立つ「海」の描き方のコツをご紹介します。

egacoで習えること egacoで習えること

海の描き方上達へ!3つの基本を抑えよう

参考資料の集め方を知ろう

海の作画参考資料の集め方を知ろう

まずは昼の海を基準にし、絵を描くための参考資料として写真を集めます。

彩度や明度が高くシルエットがはっきりしているものや、明暗差がしっかりと出ているものがおすすめです。

また選ぶ写真によっては絵にした際に「澄んでいてきれい」「荒れて濁っている」等、見た人が受ける印象も違ってくるため、上記のコツに注意しながら選びましょう。

波の特徴をおさえて奥行きを意識しよう

波は小さなゆらめきやうねりです。海は波が連続してできた楕円形の網目でできています。

網目は遠近法によって、手前ほど幅が大きく奥にいくほど小さく見えます。

また網目の内側の色を暗くすることにより、水の深さが表現できます。

海の色は地域や季節によって変わると覚えよう

南国の海は緑がかった明るい色、北国の海は紺色に近い暗い色になります。

ただ天候や気温によっても見た目が変わるため、あくまで一般的なイメージだと思ってください。

また季節によって海の透明感は異なります。

冬の海の方が透明度が高く、春先から段々と低くなり水中が見えなくなっていきます。

一方夏は太陽の日差しが強いため、海面にキラキラした反射の光が見られます。

海の色選びの参考例:カラーパレット

海を描く時におすすめのカラーパレット

海の色は青色や水色だけでなく、緑色や灰色等様々な色が混じっています。

ここでは海を描く時におすすめの色をカラーパレットにまとめました。

海を描く時におすすめのカラーパレット(カラーコード付き)

色選びに迷った時はぜひ参考にして、表現の幅を広げてみましょう。

海の描き方手順!作例でメイキング解説

では「昼の明るい海」をモチーフにし、実際に描いてみましょう。

手順1:空と海を分けつつベースカラー(一色)でベタ塗りする

空と海を分けつつベースカラー(一色)でベタ塗りする

画面を3等分した状態で空と海を空1:海2程度の割合で分け、それぞれ一色で塗りつぶします。

手順2:海の色味を作る

海の色味を作る

ベースカラーの上に青色系やエメラルドグリーン系の寒色でグラデーションをかけます。

また水の深さと光の関係で暗く見える部分を描くため、画面奥の方には濃い色を置きます。

こちらはベースで塗った色に近いものを選ぶと、全体の色味がなじみやすいです。

手順3:水面のゆらめきや波を描く

水面のゆらめきや波を描く

水面の網目状の模様を描きます。

ランダムな楕円形の集合体を作り、ところどころ削ったり太くしたりして強弱をつけます。

画面の奥の方は海中に影を入れて暗くし、水の深さを表現しましょう。

また荒れた海のような高い波を描く場合、波模様の形が三角形の山型になるのがポイントです。

水しぶきも飛ばして荒っぽさを出すと、よりそれらしくなります。

描く際は入り抜きのあるハードブラシで形を描きつつ、画面の奥の方はソフトブラシやぼかしツールでやわらかくぼかすようにすると前後感が出やすいです。

手順4:水に光を入れて透明感を出しつつ、キラキラした反射を追加する

水に光を入れて透明感を出しつつ、キラキラした反射を追加する

水に透明感を出すため、水面の太陽の光が最も強く当たる部分にオーバーレイやスクリーンレイヤーで明るさと発光感を足していきます。

白を入れると強い反射に見えるので、目立ちすぎる場合はブラシの筆圧を弱めたりレイヤーの不透明度を下げたりして調整しましょう。

続けて白い波が立つところ(波の線の上)に、キラキラした光の粒を点で描きます。

手前にくるほど光の面積や範囲が広く、点同士がつながって線になっていくのがポイントです。

こちらも遠近感を意識しつつ描きこみましょう。

手順5:必要に応じて遠景のシルエットを入れる

必要に応じて遠景のシルエットを入れる

水平線上に島や船を描くと背景としてのリアルさが増します。

遠くにあるためあまり描きこむ必要はないので、描くのが難しい場合は一色で塗りつぶしたシルエットでもOKです。

ただし空気遠近がのるため、色味は時間帯に合わせて変えるようにしましょう。

昼と夜は寒色系、夕方は暖色系を選ぶのがおすすめです。

最後に全体を見て描きこみが足りない部分がないかをチェックしつつ、明暗のバランスや彩度(色の鮮やかさ)を調整して完成です!

明暗のバランスや彩度(色の鮮やかさ)を調整して完成

夕方・夜の海を描き分けるコツ

夕方の海の考え方

夕方の参考写真1
夕方の参考写真2

一般的に、夕方の色といえば赤色やオレンジ色を想像するかと思います。

ですが時間とともに色は変わりますし、日によって夕焼けの色も違います。

「夕方といえば〇〇の色」と思いこまず、自分の描きたいイメージの海にどんな色が合うかを考えて決めましょう。

一般的な色以外には明るい黄色や肌色、赤色、ピンク色、青色、紫色等のグラデーションがあります。

また夕方は目が日光で明るい状態に慣れているため、物が本来よりも暗い色に見えます

これを利用して、使う色をコントラストの高いものにすると、より夕方らしい色合いに近づき絵に説得力が出ます。

昼の海を夕方の海へ変える方法

昼の海を夕方の海へ

昼の海をベースに色相や彩度を変えたり加筆をしたりして、全体を夕方らしい色合いに整えていきます。

色味のおおまかな変更方法は調整レイヤー(色相彩度・レベル補正)やオーバーレイのような発光レイヤー系を使うのがおすすめです。

太陽は水平線の向こうへ沈んでいくため、昼よりも低い位置に配置します。

海面の光の反射や遠景のシルエットの色味も、決めた夕方の色味にあわせて調整しましょう。

また太陽が水平線に近づくにつれて、太陽の真下の海面に太い光の筋(レイライン)ができます。

この筋は直線にせず、波にあわせて少し揺らぎをつけるのがおすすめです。

なお太陽がほぼ沈みかけ(水平線上にあるレベル)の場合、海面は透明感のない暗い青色になります。

この場合は光の筋がなく、波間に細い反射光ができます。

暗さは意識しつつも、色合いのバランスを整えて幻想的な海にしましょう。

夜の海の考え方

一般的には暗めの青色系になります。

実際の海は月光や周囲に光源があっても、真っ暗に近くほぼ何も見えません。

他の時間帯に比べ、よりイラストとして映えるように見せる工夫が必要です。

昼の海を夜の海へ変える方法

夜の参考写真

基本的な調整方法は夕方と同じです。

空の色にもよりますが、暗くなり過ぎないよう海面に明るい部分を作るのがポイントになります。

また明るい部分は、海面の端に向かって徐々に暗くなるようグラデーション状にします。

特に波の筋は水色や明るめの青色になります。

こちらも色合いは他の時間帯よりも暗めにし、色が浮いて見えないように注意しましょう。

遠景のシルエットはほぼ黒色、または黒色に近い青色に変更します。

昼・夕方・夜の海を描き分けるコツ

昼の海の描きわけコツ

昼の海

太陽光の白色や薄い黄色を反映した明暗差になります。

また水中や海面に近い部分に立つと、身体の下側に青色系の反射光がかかります。

描く際は季節や地域によってコントラスト差が大きく出ることを意識しましょう。

(例えば夏や南国は日差しが強いため、影色や反射光は濃くなります)

夕方の海の描きわけコツ

夕方の海

太陽が背後に来る関係で逆光表現になります。

人物には全体的に暗い寒色系の影色を置き、光が当たる部分だけ身体を縁取るように反射光を入れます。

入れすぎると人物が光っているように見えてしまうので注意しましょう。

光の色は人物に近い方は白色に、外側は太陽光の黄色やオレンジ色でグラデーション状に入れるときれいな光り方に見えます。

あわせて髪や身体にも、太陽の色味に近い暖色を少しかけるとより効果的です。

夜の海の描きわけコツ

夜の海

全体的に最も暗く沈んだ色合いです。

月明りが主な光源になりますが、星空や近辺の島、浜辺の街明かりを取り入れることもあります。

実際は光源があっても真っ黒に近くほとんど何も見えなくなってしまうので、人物の影色は絵として映えるように青色系を使いつつ、光源の明るさを活かしてしっかりとシルエットが出るようにしましょう。

海の作画のよくある悩み・解決法

ここまでの流れを見つつ描いてはみたものの、どうしてもうまくいかない……とお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

こちらでは海のイラストに関するよくあるお悩みや違和感と、その対処法をまとめてみました。

奥行きが出ない

奥行きが出ない例

波の描き方が前後で変わらなかったり、幅が均等すぎると平面的に見えてしまいます。

また海のグラデーションの色数や色の幅が少ない場合も、のっぺりとした印象になりがちです。

波の描き方と海によく使われるカラーパレットを参考にし、描きこみのバランスや色合いを見直してみましょう。

カメラアングルの高さと海の見え方が異なってしまう

カメラアングルの高さと海の見え方が異なってしまう例

人物やオブジェクトを見ているカメラの位置(アイレベル)よりも海面が高いと、海が巨大な波のように見えてしまいます。

絵をカメラ越しに見た場合をイメージし、水平線がどこにあるのかを考えて海面の高さを決めましょう。

身体の一部が海に浸かっている時の見え方と描き方

身体の一部が海に浸かっている時の見え方と描き方

水には赤色と黄色の光線をやや吸収する性質があり、うっすら水色に見えます。

そのため水中にあるものには水の色を薄く載せましょう。

浸かっている部分に近い色を使うときれいに馴染ませやすいです。

また水面には①のように波や波紋を加筆することで、実際の浸かり方に近い表現になります。

波紋は勢いのある動きをした場合にできるため、静かに浸かっている場合は波のみを描くのがおすすめです。

さらに身体に②のように水滴がついていたり、服が塗れて染みが出来ているといった②のような表現を取り入れたりするとリアルさが各段にアップしますので、テクニックとして覚えておきましょう!

資料集めと色選びを学べば理想の海は描ける

海は一見簡単そうに見えますが、きれいに描こうとすると難しく感じられる背景の一つです。

ですが資料集めと色選びをきちんとおさえておけば怖くはありません。ぜひこの講座を参考にチャレンジしてみてください。

ただ講座を読んでも絵を描き始めたばかりで何もわからない、色々と練習してはいるけれどなかなか上達できない等行きづまってしまうことがあるかと思います。そんなときはスクールでの受講も検討してみましょう!

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この記事を書いた人
イラスト・マンガ教室egaco(エガコ) 先生
イラスト・マンガ教室egaco(エガコ)の講師です。全国13教室とオンラインにて個別指導で作画レッスンを提供しており、今まで5000人以上の方にレッスンを提供してきました。全くの初心者の方にも選ばれていますので、これから上達したい方はぜひ一度無料体験にお越しくださいませ

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