澄み渡る空を描こう!空を描く基本を順番に解説!
今回は岐阜駅前教室で講師をお願いしている商業での背景イラスト制作、この道20年の超ベテランの先生に
空の描き方の手順について
を聞いてみました。これから空の描き方を学びたい方は描く手順を一例で紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
空の描き方を覚えて、背景作画を上達しよう!
空にもパースはあります。
「近い雲」と、「遠い雲」では影の付き方が違います。
近い雲は雲の下部分(太陽光の当たってない部分)が広い面積見えますが、
遠い雲はその部分があまり見えず、光の当たってる上部が広く見えます。
快晴の空を描く手順を順番に紹介!
- STEP01 快晴の空を描きます。
- まず空の色を下書きになるレイヤーに塗りつぶします。 PhotoshopCC、クリップスタジオですとAlt+deleteキーを使うと描画色を一発で塗り潰せます。
- STEP02 新たに雲レイヤーを用意して、雲の形を大雑把に描いて配置します。
- 濃さを100%にして、筆圧感知を切って濃淡がつかないように描きます。 この時、雲の配置に気を付けましょう。 自然物ですので、雲の配置にランダム感があるとよいです。
- STEP03 ラフをもとにディテールアップします。
- 細い筆やペンツールを使って輪郭を細かく整えます。雲は不定形ですので、この時点でぼかしや硬い部分を使って、メリハリをつけるとよいでしょう。
- STEP04 雲レイヤーの上に新たに影用のレイヤーを用意します。
- クリッピングレイヤーに設定し、雲レイヤーから影がはみ出さないようにします。
- STEP05 下敷きにしている空レイヤーから色を取り、それより薄い色をチョイスします。
- その色で濃さ100%で影になる部分を形を光の当たる部分などを考えながら塗ります。 状況によっては反射光を取り入れて、立体感を演出してもよいでしょう。
- STEP06 さらに影レイヤーを追加し、より濃くなる部分を塗っていきます。
- 色幅を出すほど立体的に見えます。手前ほどコントラストを高く、奥は空気遠近法で青みがからせるように描くと前後感が出てより良いでしょう。
- STEP07 全体を見ながら調子を整えます。
- 引きで見たり、寄ってみたりすることで見え方が違うことがありますので、違和感に気づきやすくなったりします。 モニタを複数用意して頂き、引きでの絵を常に確認できるとよいと思います。
空をもっと魅力的に描きたい!受講者様事例
夕暮れどきの空の作画にアドバイスをお願いします
こんにちは。添削システムを初めて利用させていただきます。制作の続きです。このキャラを使用して色々な時間帯の表現をしてみてくださいという課題をいただきました。
夕暮れ時を想定してみました。ご指導よろしくおねがします。空をもっと魅力的に描けるといいなと考えています。
太陽の位置・傾きに注意!光の見え方を注意深く観察しよう!
お世話になっております、添削のご依頼誠にありがとうございます。まず夕陽が人物の真裏ですから強めの逆光になると思います。
太陽の位置がオリジナルのままでしたら人物がほぼ影になってもったいないです。フリー素材などの夕陽の写真などを参考にして雲の色や空の色を塗っていかれるといいかと思います。
また雲ブラシなどクリスタの無料素材などがありましたら活用されるのも手だと思います。こちらの写真(添削画像参照)位の太陽の傾きでもいいかもしれませんね
添削後の背景作画例
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