イラストを光らせお手軽クオリティUP!グロー効果の使い方・基本を解説
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この記事はイラスト・マンガ教室egacoの講師(イラストレーター・マンガ家)が商業制作などで磨いた知識や技術をもとに作成しています。より自分の描きたいものに合わせた内容を知りたい方は、egacoでの個別指導レッスンの受講をおすすめします。
イラストを描く際に、お手軽に見栄えを向上させられるテクニックを覚えておくと便利。
おすすめなのが「グロー効果」です。イラストにグロー効果をかけることで、キラキラ発光させることができます。
これにより画面が華やかになり、イラストのクオリティを向上させられます。
やり方を覚えれば初心者の方でも簡単にできます!解説するので参考にしてみて下さいね。
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グロー効果でイラストを簡単にクオリティUP!
グロー効果とは?
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グロー効果とは、人物や小物など、対象物が発光しているように見せる効果です。
アニメ制作現場で実際にエフェクトとして使われておりアニメ塗りとの相性が良いです。
光が当っているシュチュエーションのイラストをより効果的に演出する事が出来ます。
- 硬い印象のイラストの雰囲気を柔らかく表現できる。
- 発光させる事でイラストに艶を出せる。
- 書き込み量や色数が少ないイラストでも効果のおかげで絵に深みが増す
- イラストにピントがあっていない全体がぼんやりした印象になりやすい
- 薄い色が白飛びしてしまい色の階調が減ってしまう
- 元のイラストと色味や印象が変わってしまうので調整が必要
光でイラストを光らせる!グロー効果を使ってイラストを仕上げよう!
全体が光を放ち、画面が華やかになるのはもちろんのこと、ソフトフォーカスがかかった柔らかい印象にもなります。
※効果が分かりやすいようにビフォーのイラストに若干の加工をしております。
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簡単にできる!グロー効果を使った仕上げ法を解説
PhotoshopやSAIなどでも同様のことが出来ますが、今回はCLIP STUDIO PAINTを使って解説していきます!
- STEP01 レイヤーを複製する
-
加工をしたい画像を統合して、レイヤーをコピーします。
- STEP02 レベル補正を使おう
-
編集→色調補正→レベル補正で開き、入力の下の三角を右側に寄せ、コピーしたレイヤーを画像のような状態にします。
- STEP03 ガウスぼかしを使おう
-
同じレイヤーをフィルター→ぼかし→ガウスぼかし でぼかします。ぼかす範囲の数値はお好みで。
- STEP04 レイヤーモードをスクリーンに変更しよう
-
レイヤーモードをスクリーンにして完成です。
グロー効果を使って色々な加工に挑戦してみよう
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ステップ4で行ったレイヤーの合成モードをスクリーン以外にすると、また違った雰囲気になりますので、ぜひご自身でいろいろ試してみてください。
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さらに一枚だけでなく、何枚もいろいろな合成モードのレイヤーを重ねてみるのも面白いですよ!
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- POINT グロー効果を使うときに気を付けるポイント
- 元が白い部分はより強く発光しますので白飛びして色の階調が減らないように気をつけよう!
- POINT 光が強すぎるときは
- 光が強すぎると感じた場合は、レイヤーの不透明度を下げる、消しゴムで光が強い部分を薄く消すなどしてください。
グロー効果を使うときによくある質問
質問1:CLIP STUDIO PAINTでしかできませんか?
回答1:PhotoshopやSAIなど、ほかのソフトやアプリでも可能です。
質問2:アニメ塗りのイラストにも使えますか?
回答2:もちろん使えます!実際のアニメにもたくさん使われています。
文章や画像だけでグロー効果がよく分からなかった方へ
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